後払いアプリ現金化を安全に利用する際の注意点・違法性

近年、手軽さとスピード面で後払いアプリ現金化が人気を集めています。
しかし、安全かつ円滑に利用するたには少々注意が必要な場面もあります。
審査が緩く、手軽に利用できる反面、不注意な利用者にはリスクになる可能性も。
この記事では、後払いアプリ現金化を安全に活用するための10の注意点や、違法性の有無について解説します。

本記事の目次

後払いアプリ現金化をする際の注意点10選

まずは利用する前にチェックしておきたい注意点を10選ピックアップしました。

1.返済能力を超えた使い方をしてしまう

後払いアプリの大きな特徴として、審査や年齢制限が緩く、どんな人でも使いやすいという点があります。
一見大きなメリットのように聞こえますが、裏を返せば支払い能力が足りていない場合でも審査に通過する可能性があるということ。
審査の厳しいクレジットカードとは違って、後払いアプリであれば簡単に複数のアプリを同時ダウンロードして並行利用することもできてしまいます。

単体アプリの審査基準はクリアしていても、複数アプリの合算金額になると支払いが難しくなるという事態は大いに考えられますよね。
また、支払いを延滞するとさまざまなペナルティを課せられる可能性があります。
具体的な内容を次の項目で解説していきます。

2.支払い滞納はNG

後払いサービスの利用において一番のタブーといえるのは支払いの滞納です。
実際に支払いを滞納してしまった場合、以下のようなリスクがあります。

延滞のリスク
  • 利用停止
  • 催促状(電話又は手紙)
  • ブラックリストにのる

一度延滞をしたくらいでは利用停止までのペナルティを受けることは考えにくいですが、延滞を何度も繰り返していたり、複数回の滞納を連続でおこなうと、利用額の減額や一定期間の使用停止といったペナルティをうけることになります。

滞納した場合、ほとんどの場合は登録したメールアドレスやアプリ内のお知らせでその旨が通知されるはずです。
その連絡を無視していたり、あるいは気がつかずに放置していたりすると電話での催促や、最悪の場合には郵送で催促状が送られてくるといった事例も。

また、延滞を繰り返すことで返済能力のない悪質ユーザーとみなされ、最悪の場合カード会社のブラックリストに乗ってしまう可能性があります。
そうすると、使っていたサービスだけでなく、その他のアプリの審査にも通らなくなってしまうので延滞には注意して利用しましょう。

3.セキュリティ対策は必須

後払いアプリは審査が柔軟で登録も簡単ですが、その気軽さと裏腹に不正利用の可能性があります。
アプリによっては実質クレジットカードと同じような使い方ができるものも多く、不正利用されると非常に危険です。

  • ログインパスワードは予測されにくいものにする
  • 二段階認証や生体認証がある場合は必ずつける

上記の二点を心がけるようにしてください。

4.使うたびに手数料が発生

アプリによっては、チャージごとや支払いごとに手数料が発生するものがあります。
一度の手数料は数百円くらいなのでそこまで気にしなくても…
と思うかもしれませんが、それが継続的に積み重なると、ゆくゆくは大きな支払い金額になります。

必ず手数料込で返済できる金額を利用するようにしましょう。
中には手数料無料で利用できるアプリもありますので、詳しく知りたい方は以下のページをぜひご覧ください。

5.審査に落ちてしまうこともある

再三、審査がゆるいことをメリットとして紹介してきた後払いアプリですが、それでも審査に落ちてしまうことはあります。
ただ、中には審査不要で利用できるサービスもありますので、審査に落ちるのが不安な方はそれらを利用するといいでしょう。
(※審査が無くても決済時の与信審査で信用情報を確認されることがあります。)

審査に落ちるということは自分の返済能力や信用情報に問題があると判断されたということです。
後払いアプリの利用が本当に自分に合っている方法なのか、今一度考え直したほうがいいでしょう。

なお、審査が緩いとはいえ、ほとんどの後払いアプリでは未成年の利用はできません。
未成年の利用が可能なアプリも保護者の同意が必要など制限を設けていることが多いので、念頭においておきましょう。

6.利用限度額が少ない

後払いアプリは利用限度額が低めに設定されています。
そのため、高額の現金化に利用したいという人には向いているツールではありません。
手軽に短時間で登録できてスマホ一台でOKなメリットを活かして、少額でいいから短時間で手軽に現金化したいという人にはおすすめです。

7.家族・職場にバレる?

後払いアプリの現金化は家族や職場にバレることは基本的にありません。
その理由として

  • メールやアプリ内で通知されるので紙の利用明細が届かない
  • 在籍確認が無い

以上の理由があげられます。

周囲に現金化がばれてしまった!という経験談として
「銀行口座を知り合いと共有していた」
「商品が家に届いたときにばれた」

といった場合があるようですが、基本的に自分から周りに言いふらさないかぎり後払いアプリの現金化は周りにバレることはないと言っていいでしょう。

8.まだ新しいサービス

後払いアプリ現金化は比較的新しく登場したサービスです。そのためしっかりとした法整備がまだされていないのが現状。
今後、どのような規制が施されていくかは誰にもわかりません。
ネット上にある情報も、どの情報が正しい情報なのか取捨選択が非常に重要となってきます。その点も考慮しながら利用するようにしましょう

9.規約違反になる可能性

後払いアプリの現金化は違法ではありません。
しかし、購入商品した商品が換金・転売を禁止している場合、その商品の販売元の規約に違反することになってしまいます。
規約違反をすると販売元からペナルティを受ける可能性があります。

10.悪徳業者に注意

存在するすべての業者が安全に利用できるというわけではありません。
中には詐欺行為を平然とくりかえす闇金のような悪徳業者もいるのです。
そのような業者にひっかからないように、優良業者の見極めが必要です。
見極める方法について、詳しくは優良業者の選び方のページをご覧ください。

後払いアプリ現金化は手軽で便利な支払い手段ですが、注意が必要なポイントも多く存在。
返済能力の範囲内での利用や滞納の回避、セキュリティ対策の強化など、十分な配慮が求められます。
利用前には詳細な情報収集と注意深い利用が大切です。

後払いアプリ現金化に違法性はない

後払いアプリの現金化に違法性は全くありません。

現金化利用者
ネット上で違法だという言葉を目にして不安・・・。

こういったお悩みをかかえる方でも安全に利用できますのでご安心ください。

後払いアプリで現金にはまず商品を購入し、それを売却するというステップが必要です。
商品の授受が伴うため、形式上は商品の売買を行っているのと変わりません
つまりそれを取り締まる法律はもちろんないですし、違法と判断されることもありません。

出資法違反に当てはまらない

現金化の際に業者に引かれる手数料を利率ととらえると、出資法違反になるという声も耳にしますが、そもそも後払い現金化が貸金業ではないので出資法に当てはまりません。
もし手数料を利率ととらえたとしても、しっかりと優良業者を使えば出資法違反とされる利率ほどの手数料を引かれることはほぼ無いので安心してください。

後払い現金化が貸金業だとみなされてしまうケースは「商品の授受が無い」という条件があるので覚えておきましょう。
また、商品の授受にみせかけてまったく価値のない情報商材などを購入するケースもあります。
このような業者は悪徳業者とされており、闇金と判断される可能性があるので注意しましょう。

景品表示法違反に当てはまらない

キャッシュバック方式の現金化では場合、景品表示法の違反に当たると主張しているサイトがあります。

現金化行為のキャッシュバックは「値引き」と同意であり、景品表示法の「総付(そうづけ)景品」に該当しませんので安心してください。

悪徳・詐欺業者に注意!

後払いアプリの現金化には実際に違法性が無いにもかかわらず、違法だ!といわれてしまう所以は、悪徳・詐欺業者の存在にあります。
ここからはその危険性と具体的なリスク、さらには悪徳業者を見極める方法について解説します。
悪徳業者の手口にだまされず、自らを守るために是非お読みください。

リスク1 現金が振り込まれない

悪徳業者を利用してしまった際のトラブルとしてまず思いつくのは「現金が振り込まれなかった」という事態です。
後払い現金化の性質上、まずは商品の購入をする必要があります。
悪質業者はその決済完了を確認した後、振込を行わずに音信不通になるという手口を用います。
そのような業者は運営元の情報をサイトに載せていないことが多く、サイトの閉鎖までされてしまうこともあるので、連絡手段をたたれてしまうとどうすることもできなくなってしまいます。

リスク2 個人情報の悪用

現金化業者の利用には必ず個人情報の入力が必要です。
これは利用者と現金化業者のお互いのリスクヘッジのためであり、たとえ優良業者であってもある程度の基本情報は提供しなくてはなりません。
ただしほとんどの優良業者の場合、公式サイトに個人情報の取り扱いに関するポリシーが明記されているため漏洩の心配はありません

一方で、悪徳業者の場合は、 【利用者はお金に困っている=金儲けに利用できるターゲット】 という見方をします。


その結果、個人情報が別のサービスに流失したり、悪用されるといったトラブルが発生します。
そのような事態に巻き込まれないために、しっかりと悪徳業者を見極める必要があります。
その方法について次の項目で解説していきます。

悪徳業者の見極め方

悪徳業者を見極めるポイントがいくつかあるので紹介していきます。

換金率が相場から離れすぎている場合注意

換金率が相場から大きくかけ離れている場合、内訳が不明瞭な高額手数料を上乗せされる可能性が高いです。
商品の授受が無い、かつ実質換金率が法的に決められた金利を引いた金額よりも低くなった場合には、その業者は闇金とみなされることもあります。

闇金融(やみきんゆう)とは、国や都道府県に貸金業としての登録を行っていない業者、もしくは正規に貸金業の登録を行っていながら出資法に違反する高金利を取る業者を指す。

闇金まがいの業者を利用しないために、事前に入金予定額や手数料を確認しておくことが重要です。
さらなる安心のための一助として、電話対応の場合は録音をしたり、メールでやり取りして文面として残したりするのもよいでしょう。

怪しいサイトや勧誘に注意

一口に怪しいといわれても具体的にどんなこと?と疑問に思われるでしょう。
具体的な特徴としては

  • サイトの作りが簡素すぎる
  • うますぎるうたい文句がたくさん載っている

などがあげられます。
サイトの作りが簡素すぎて運営元の情報がまったくわからなかったり、手数料やQ&Aなどのこちらが知りたい情報を一切載せていないといった場合には少々注意が必要です。
疑ったほうがいい怪しいうたい文句としては「換金率100%越え」などのありえない数値や、申し込み後のやり取りで、「アプリを利用しない直接的取引をすると換金率アップ」などと勧誘を持ちかけられたりすると注意です。

要らないであろう情報まで求められる

前出の通り、現金化サービスを利用する際はこちらの情報をある程度提示しなければなりません。
しかし、在籍確認や年収の確認は基本的に必要ないため、勤務先や年収証明などを求められた場合には疑いの目をもつ必要があります。
さらに、同居人や配偶者など他人の情報を求められる場合は要注意です。
基本的に後払いアプリの現金化で本人以外の情報をもとめられることはありえません。
取り立てを目的とした闇金の外堀埋めの可能性もありますので、常識の範疇を超えた情報の提供には応じないようにしましょう。

実際にあった事件


実際に2022年におきた事例をみていきましょう。

この事例では男性はFX取引の商品(おそらく情報商材)を後払い購入し、レビュー(感想)をネット上に投稿すると、宣伝費名目として約1万円を受け取り、その後に商品代として1万8000円を支払いする流れをとっていました。
その後、違約金としてさらに多額の請求があり、返済困難になり司法書士に相談した。ということです。

この事件でポイントとなるのは、

  • 商品に実体がない
  • 闇金レベルの法外な手数料

といったことです。
以上の2つの条件が重なると、悪徳業者による詐欺に引っかかってしまう可能性があります。

まとめ

この記事では、後払いアプリの現金化にまつわる注意点・悪徳詐欺業者に注意するためのポイントを紹介しました。
悪徳業者を利用すると現金が振り込まれないリスクや個人情報の悪用の危険性が潜んでいます。
実際の事件も参考にしながら、悪徳業者から身を守る方法を確認しましょう。

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